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notice, realize 違い

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 高校2年生の生徒から”realize” “notice” の意味の違いは何か?

という質問がありました。 

辞書で単語の意味を調べても、一つの単語が沢山の意味を持っていたり、

同じ意味の単語がいくつかあったりして、使い分けに困ってしまいますよね。  

”realize” “notice” 辞書で調べると、それぞれの意味は以下のように書いています。 

  

”realize” (動詞) 

1. はっきり理解する、悟る、了解する、気づく 

2. 実現する、実行する 

 

“notice” (動詞) 

1. 気がつく、認める、注目する 

2. 言及する、ふれる 

 

上記のように、二つとも「気づく」という意味を持っています。 

単語帳で単語を暗記した場合、二つとも、

気づく」という意味で暗記するかと思います。

 

ただ、この二つの「気づく」意味が違います。 

 

”realize”の「気づくは」、意味として書いてあるように、

「悟る」「理解する」に関係する「気づく」になります。  

 

I realized that I can’t change the world but I can change my mind.
私は世界は変えられないが、自分の考えは変えることが出来ると気づいた。
I realized I need you.
私はあなたが必要だと気づいた
I realized I left my umbrella on the bus.
バスに傘を忘れたことに気づいた 

 

一方、“notice” (動詞)は知覚動詞の仲間で、五感による「気づく」です。 

 

I noticed the smell of cigarettes.
たばこの匂いに気づいた。
I noticed that someone is laughing at me.
誰かが私のことを笑っているのに気づいた。
He didn’t notice that her girlfriend got a haircut.
彼は彼女が髪の毛を切ったことに気づかなかった。  

 

以上にように、 ”realize”とは脳によって「理解する」「悟る」「気づく」という意味。 

“notice” は五感によって感覚的に「気づく」ということになります。 

 

単語を単語帳で淡々と覚えるのはお薦めできないのは、単語が持つ本当の意味を理解できないからです。 

なので私も、生徒に単語と意味のみのテストをするということは行いません。

単語は文章の中でその意味を理解していかないと、上記のような本当の意味に気づけないからです。 

 

長文を読むのは大嫌い、という学生の方は多いですが、できるだけ多くの長文を読むことが、

単語力、熟語力、文法力アップには一番効果的な方法だと私はいつも話しています。 

 

今は、たくさんの英語教材が本屋に並んでいて、何をすればよいのか迷ってしまう方は多いと思います。 

私のおすすめは、簡単な英単語のみを使った物語を読むことです。

 

学習というのは、自分のレベルにあったものが一番とよく言われます。

では、自分のレベルにあったものとはどんなレベルなのでしょう? 

 

それは、8割理解できるものと言われています。

難しすぎても簡単すぎても意味がありせん。 

 

何か英語の本を読もうとされている方、ざっと目を通して8割理解できるものを選んでください。

リスニング教材もそうです。8割理解できるものから始めます。

なので、学生の問題集選びはレベル分けされているものが一番使いやすいでしょうね。

  

Enjoy learning English!