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「marry」は色々な使い方を目にして、分かりにくいかと思います。
今日は「marry」「 get married」「 be married」の違いを見ていきましょう。
1. marry の使い方
まず ”marry” は、「~と結婚する」という他動詞で、後ろに目的語をとります。
他動詞はSVOの文型をとり動詞の後ろに目的語をとります。
ですので、後ろに目的語として「人」を置いて、以下のように使います。
I married an Australian.
私の姉はオーストラリア人と結婚しました。
Tom married Kate.
トムはケイトと結婚しました。
2. get married の使い方
では、「get married」 とはどういう意味でしょう。
まず、get は形容詞を補語にして「~の状態になる」という意味で使用します。
例えば、
It got dark outside. 外は「暗い」という状態になる。
➡ 「外は暗くなりました。」
She got sad. 彼女は「悲しい」という状態になる。
➡ 「彼女は悲しくなりました。」
そして、"married " は "marry" の過去分詞形です。分詞は形容詞として使うことができます。
※ 動詞の過去分詞形、~ing形は「分詞」と呼ばれ形容詞になれます。
I got married. 私は「結婚する」という状態になった
➡「私は結婚しました」
My sister got married last year. 私の姉は去年「結婚する」という状態になった
➡ 「私の姉は去年結婚しました」
では、この表現に結婚した相手を付けたい場合はどうでしょう?
「私はトムと結婚しました」
この場合、2通り考えられます。
- I married Tom. (S V O)
- I got married to Tom. (S V C)
※「with」を使用するのは間違いです。
これはよくある間違いなので注意しましょう!
3. marry と married の違い
「marry」 は他動詞なので後ろに直接目的語をとります。
S V Oという文型で使用します
「married」 は形容詞なので、 S V C の文型を取ります。
married は C (補語)になります。
補語の 後ろには直接名詞置くことはできません。
なので、to という前置詞を入れていきます。
4. be married の使い方
married は形容詞ということを説明しました。なので状態を表します。
よって、I am married. というのは、「私は結婚している状態」を意味します。
なので、「私は既婚者です」という意味になります。
いろいろなパータンがあってなんだか、ややこしい気がしてしまいますが、
以下のように簡単に覚えてしまいましょう!
動詞の"marry"を使用する場合は、直接後ろに目的語である「人」を持ってくる。
"get married" "be married" など形容詞としての "married" を使用する場合は
後ろにtoを持ってきてから「人」を付ける。
♪ 現在の状態を言いたい場合
I am married to 〇〇.
「私は〇〇と結婚している。」
I am married.
「私は既婚者です。」
♪ 過去にしたことを言いたい場合
I married Tom.
「私はトムと結婚した。」
I got married to Tom.
「私はトムと結婚した。」
※ 現在形で「I marry Tom.」とは言いません。
現在形とは毎日の習慣を表す時制です。
なので、「I marry Tom.」としてしまうと、
「私は毎日トムと結婚するという動作をしている」という意味になっしまいます。
I will marry Tom.「私はトムと結婚するでしょう」はOKです。