あっという間に2月です。
今年の"Valentin's Day"も終わってしまいましたね。
日本では女性から男性にチョコレートを渡し愛の告白をする、というのが慣例の"Valentin's Day"ですが、欧米では、男性パートナーがお花を女性にプレゼントしたり、レストランで食事をしたりと二人の時間を楽しむ日です。日本とはずいぶんと違いますね。
もともと、"Valentin's Day"の起こりは、ローマ帝国時代にさかのぼるようです。
ローマ帝国時代にキリスト教の司祭であったヴァレンティヌス(バレンタイン)が、兵士の婚姻を禁止する皇帝令に嘆き悲しむ兵士を哀れみ、内密に結婚の儀を行っていたことから処刑され、その日が恋人たちの日となったというものです。
では今日は、"Valentin's Day"にちなんで、"marry" 使い方を少し勉強しましょう!
入試にも扱われるくらい、使い方に注意が必要な単語です。
まず ”marry” は、「~と結婚する」という現在の状態を表す他動詞なので後ろに目的語をとります。
※他動詞はSVOの文型をとり動詞の後ろに目的語をとります。
ですので、"marry" を使うときは、必ず後ろに目的語として「人」を置かないといけません。
私の姉はオーストラリア人と結婚しました。
My sister married Australian.
S V O
では、「私は結婚した」とだけ言いたい場合はどうでしょう?
その場合は、"get married" を使います。
married " は "marry" の過去分詞形で、形容詞として使うことができます。
ですので、文型としては S V C となります。
I got married. 「私は結婚しました」
I got married last year. 「私は昨年結婚しました」
では、この表現に結婚した相手を付けたい場合はどうでしょう?
「私はトムと結婚しました」
この場合、"I got married to Tom." となります。
※「with」を使用するのは間違いです。これはよくある間違いなので注意しましょう!
では、上記の "marry" と "get married" の違いは何でしょう?
"marry" は他動詞で、"married" は形容詞である点です。
他動詞は後ろに直接目的語をとります。S V Oという文型です。
一方形容詞は S V C をとるので、C のあとに直接名詞置くことはできません。
また、もう一つよく使う表現として、「私は既婚者です」という言い方です。
これは、私は現在結婚している状態だということなので、現在形を使用します。
そして、状態を表す形容詞を使用し、
I am married. となります。
いろいろなパータンがあってなんだか、ややこしい気がしてしまいますが、
以下のように簡単に覚えてしまいましょう!
動詞の"marry"を使用する場合は、直接後ろに目的語である「人」を持ってくる。
"get married" "be married" など形容詞としての "married" を使用する場合は後ろにtoを持ってきてから「人」を付ける。
♪ 現在の状態を言いたい場合
I am married to 〇〇. 「私は〇〇と結婚している。」
I am married. 「私は既婚者です。」
♪ 過去にしたことを言いたい場合
I married Tom. 「私はトムと結婚した。」 (現在形でI marry Tom.とは言わない。I will marry Tom.はOK)
I got married to Tom. 「私はトムと結婚した。」
間違えないように使ってみてくださいね!